FM丹波 ギターの散歩道2024年6月放送分

6月プログラム  6月3日(月)~28日(金)

トークと演奏:足立ゆかり・高村浩二

今月は今聞きたい1曲をテーマに皆さんからのリクエストを中心にお送りしています。日本には美しい四季がありますが取り分け、春の終わりから夏を迎える迄は、雨の多い日が続き何となく気分が重い感じがします。田植えの済んだ田園風景は雨でも晴れても趣があり、厚い雲の切れ間からの澄み切った青空が広がり、地元福知山城の下に流れる由良川、明智藪には沢山のシラサギが飛来し巣作りをしています。そして、河原ではセキレイのチチチの鳴き声が聞こえ、ホトトギス、夏のうぐいすがさえずり、田んぼにはかえるの合唱とにぎやかな自然の風景です。

・ (月)「ユーレイズミーアップ」  (二重奏)

「ユーレイズミアップ」今日はリスナーAさんからのリクエストです。「ユーレイズミアップ」私の人生で一番辛い時期だった2009年に大切なあなたが私のパソコンにこの「ユーレイズミアップ」を何も言わずそっと入れてくれていたのでした。そんな事とは知らずに今頃になって気が付いて涙しています。ユーレイズミアップ、今、改めて歌詞をかみしめながら聞いていますが、心に重荷を背負った時、悲しい時、心が折れそうな時いつも近くにいて寄り添ってくれていました。思いやりとやさしさに感謝。これからもあなたと共に大切に生きていきたいと思っています。とメッセージを頂いています。いつもご視聴ありがとうございます。

日本では2006年トリノ・オリンピックのフィギュアスケートで金メダリストとなった荒川静香選手がエキシビションでこの楽曲を使った事で広く知られるようになりました。
素敵な楽曲はどんなに時を経てもたまらない懐かしさと郷愁、切ないほどの思い出、そして言いようのない新鮮さを伴ってよみがえってきます。音楽は人の世になくてはならぬものであり、慰めであり、又奮い立たせてくれたり、そして、昔の夢にも誘ってくれます。日々、悩みのつきないこの世にあっては一時の安らぎです。生きている間は輝いていて下さい。
さあ「ユーレイズミアップ」どうぞお楽しみ下さい。

・(火)雨だれ (足立ゆかり)

ギターの散歩道本日ご紹介する曲目はリンゼイ作曲「雨だれ」です。
「リンゼイ作曲の雨だれ」今日は私の生徒さんSさんからのリクエストです。現在Sさんは来月開催されるあだちゆかりギター教室創立40周年記念発表会にこの「雨だれ」で出演予定で一生懸命練習されています。
「リンゼイ作曲の雨だれ」この「雨だれ」は現在、日本で発売されているギターの教則本や曲集に必ずと言っていいほど掲載されており、初心者から中級者まで幅広い層でよく弾かれています。しかし、作曲者のリンゼイについては余り知られてなく、私もこの放送の原稿を書くのにあたりもう1度作曲者リンゼイについて調べてみました。リンゼイは1855年生まれのアメリカ人、ギターの販売や修理、小物等を馬車で巡りながら売っていた行商人で、後にロサンゼルスのダウンタウンにオフィスを設け、マーチンギターの西海岸地域取扱店の代表であったようです。又、アメリカギター協会を設立した1885年生まれの女性ビッグフォード・オルコット、彼女が9歳の時にリンゼイに出会い、教わる事になりその師弟関係はリンゼイが亡くなるまで続いたと言われています。

・(水) 「美女と野獣」 (二重奏)

デズニー版アニメ映画「美女と野獣」ですが、元をたどればこのおとぎ話は1740年、フランスのヴィルヌーブ夫人により執筆された数百ページに及ぶ物語が最初と言われています。その後、ボーモン夫人が30ページの短縮版「美女と野獣」を発表し、これが世界で広く知られる物語になりました。「美女と野獣」町一番の美貌の持ち主ベルと魔法によって野獣に変えられてしまった王子との成り行きを愛情たっぷりに描いているアニメ映画。食器たちが歌って踊ったりと躍動感あふれ、楽しさいっぱいの物語ですがラストは涙なくしては見れません。今日はリスナーYさんからのリクエスト、メッセージを頂いています。ギターの散歩道いつも楽しく聞かせて頂いています。デズニーアニメの曲を何かの時にリクエストしようと思っていました。もう随分昔になりますが車の中で楽しむドライブシアターがあり毎月のように子供達を連れて見に行っていました。日が暮れてからの上映で、仕事が終わってから慌ててお弁当を作り、会場の駐車場に行き受付を済ませ、FMの周波数をスタンバイ。映画が始まる頃には夜空には満天の星と、特にデズニーアニメは映像と音楽、そして自然の背景がマッチし、現実の忙しい毎日や辛い事を忘れて、しばし夢の世界へと。そして又明日から頑張ろうと私は元気をもらっていました。子供達は真剣なまなざしで大画面を見て、「大きくなったらお姫様になりたい」と言っていました。今、その子供達もそれぞれに家庭を持ち久しぶりに3世代で夢の国、東京ディズニーランドに行ってきました。孫の女の子は「大きくなったらプリンセスになりたい」と言い、いつの時代になっても女の子の夢は永遠のプリンセス、変わらないなぁと思った次第です。と、メッセージを頂きました。いつもご視聴ありがとうございます。

・(木)「始まりはいつの雨」 (高村浩二)

「はじまりはいつも雨」1991年3月に発売されたアスカリョウさんの楽曲。発売されてからもう30年以上経っていますが聞くたびに心に響いてきます。今日はリスナーKさんからのリクエスト、メッセージを頂いていますのでご紹介しましょう。いつもギターの散歩道を楽しく聞かせてもらっています。ギターの散歩道、今年になってよく耳にする名曲や全く知らないクラシックのギターの曲等が紹介され、こんな隠れた名曲があるんだと毎日興味深々で聞いています。この梅雨の季節になるといつも思い出す曲があります。それは飛鳥涼さんの「はじまりはいつも雨」です。もう随分昔ですが憧れていた人があり、会えるのは年に数回しかなくて思いを伝えるのに今年は今年はと思いながら数年が過ぎてしまいました。でも、何年か後のクリスマスの夜に勇気を出して思いを伝えました。私はひどい雨女で、事あるごとに雨が降ったり雪が降ったりと、この日も大雪で又か・・と思いつつやっと打ち明けられた喜びと安堵感でこの「はじまりはいつも雨」を口ずさんでいたのを覚えています。雨女の私にとってはハッピーにさせてくれる1曲です。とメッセージを頂いています。

・(金)「燕になりたい」 (二重奏)

「燕になりたい」今日は静岡県在住リスナーYMさんからのリクエストです。メッセージを頂いていますのでご紹介しましょう。こちらもやっと本格的な田植えの始まりです。つばめは巣作りに余念なく、ときどき目の前の初夏の風景をよぎり、こんな季節になったのかなぁと改めて緑の深まりを感じます。確かつばめになりたいと言う曲がありましたね。この時期になると思い出しています。とメッセージを頂いています。いつもご視聴ありがとうございます。

「燕になりたい」中国の二胡奏者、陳敏(チェン・ミン)さんの演奏で一躍有名になりましたが作曲者は不詳とされています。中国で古くから伝わるメロディにチェンミンさんが詩をつけました。色々な説があるそうですがどれもが「ツバメになって遠く離れているあなたの元へ飛んでいきたい、思いを伝えたい」と言う、広い中国大陸を思い浮かべるような旋律です。
「燕になりたい」今日の演奏は魅惑のギターデュエット足立ゆかりと高村浩二です。素朴なメロディは各音域合奏用ギター、アルトギターで弾いています。心の糧になるよい音楽があなたの元へ届きますように。どうぞお楽しみ下さい。

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